本日のニュースで【オウム病】を初めて知り、原因は身近にいる鳥と分かって怖くなりました・・・・
お亡くなりになったのは妊婦との事で、体力が低下していた事が原因とも思いますし、症状が出ても薬は飲めないと思い、病院に行くのが遅れたのではないかと推測します。
一番気になるのは感染経路です。
私は鳥を飼っていませんが、可能性はあるのでしょうか?
今回のニュースだけでは分からなかったので調べてみました。
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報道内容
オウムやインコなど鳥のふんを介して感染する「オウム病」に感染した妊婦が死亡していたことが9日までの厚生労働省への取材で分かった。
今回感染が確認された女性は、妊娠24週に発熱のため入院。
意識障害などがみられ、その後死亡した。
妊婦の感染症を研究する研究班が女性の死後、体内からオウム病の原因となる細菌を検出し、厚労省に報告した。
オウム病とは?
オウム病とは、鳥が持っている細菌の一種で、オウム病クラミジアによる感染症です。
鳥であれば、ほぼ数%は保菌しているものなのです。
その鳥の排泄した菌、クラミジアを埃と共に吸入したり、口移しの餌やりで感染することもあります。
ヒトからヒトに感染することはほとんどありません。
年間40例程度の報告があるそうです。
高齢者などで数年に一度、死亡例が報告されていますが、妊婦の死亡例は初めてだそうです。
飼っている鳥の調子が悪い時は【オウム病】にかかっていないか、糞便検査診断を行ってもらうようにしましょう。
症 状
インフルエンザに似た症状。
感染後1~2週間の潜伏期ののち、突然の高熱(39℃以上)や咳せきで発症。
気管支炎、肺炎などの呼吸器症状や、頭痛、全身倦怠感けんたいかん、筋肉痛、関節痛、比較的徐脈じょみゃくなどがみられます。
治療が遅れると、髄膜炎ずいまくえん、多臓器障害、ショック症状を起こして死亡することもあります。
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感染経路
さて、鳥は生活していると身近な生き物です。
子育て経験者からすると、公園とかどうなの??と思いますよね。
調べてみました。
感染しやすい人
◆鳥と接触が多い人
・・・鳥の飼い主、ペットショップの従業員、獣医
◆鳥を飼っていない人
・・・動物園や公園などでも、鳥類の生息地に近づく機会があれば感染する可能性はあります。
動物園や公園でも感染の可能性があるだんて怖くなりますね・・・
しかし、いずれの場合も病原体が体内に侵入したからといって、必ずしもオウム病を発症するわけではなく、免疫力や体力の低下している事が大きな感染原因なのです。
そして、家庭飼育の鳥より、公園のハトなどの方が圧倒的に保菌率が高くはあります。
また、人から人へはほとんど感染しないそうです。
【ほとんど】って何でしょう・・・
もし感染が疑わっる場合は隔離した方がよさそうですね。
感染しない為には?
鳥類を飼っている人・・・
◆鳥かごをこまめに掃除して清潔に保つ。
◆できるだけ屋外で飼育するようにする。
◆鳥かごの近くに食事場所を置かない。(いつの間にか糞の粉末を吸い込んでしまうから)
◆口移しで餌をやらない。
◆鳥に触れた場合は石けんで手を洗う。
◆飼っている鳥類の具合が悪い時は、オウム病にかかっていないか、糞便検査診断を行ってもらう。
鳥類を飼っていない人
動物園、ペットショップ、学校で飼育している・・・
◆鳥と接触した際は必ず手洗いをしましょう。
◆自身の抵抗力が弱っている時は鳥に近づかない、又は糞の粉末を吸い込まないようにマスクなどをしましょう。
今回お亡くなりになった妊婦の方が、鳥を飼育していたのかどうかはニュースでは分かりませんが、飼っていても飼っていなくても、何に注意するべきかが分かりました。
何も知らなかった私は、子供が1歳の時、ベランダにあった鳩の糞を口に入れたのを思い出しました。(パニックになり病院に連絡しましたが、様子見の指示で、何もなかったので良かったのですが)
そしてお友達の子供が、公園の石を口に入れるのを親が注意しないのを見ていました。
今では何が駄目で、どうなるのかをキチンと説明してあげる事ができます。
鳥が保菌しているかどうかと、自身の体調が関係しているので、神経質になり過ぎる必要はないのかも知れませんが、知識として頭に入れておくべきだと思いました。
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