西山美香受刑者の生い立ちと家族~知的障害と冤罪~事件内容から再審まで

   

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12年もの間、刑務所で過ごした西山美香さんが、出所後、冤罪を訴え再審が決定しました。

西山さんの生い立ち知的障害が供述を左右したと思います。

弁護士による新たな証拠により導き出された真実に驚愕です。

 

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事件の内容

14年前の2003年5月未明。

滋賀県東近江市の病院で、意識不明の男性の入院患者(72)が、病室のベッドの上で心肺停止の状態で発見されました。

人工呼吸器が外れたことを知らせる、アラーム音を聞き逃した看護師の【業務上過失致死】の疑いで捜査開始。

■西山さんと、当直だった看護師二人は『アラームは鳴らなかった』と供述。

■しかしその後、西山美香さんは『アラームは鳴っていた』と供述。

■さらに事件から1年以上経った2004年7月、西山さんは『自分が男性を殺した』と自白。

 

結果、西山美香さんの自供により、人工呼吸器を外したとする殺人容疑で逮捕されたのです。

動機と状況について

『普段から病院での処遇に不満を持っていた為、そのうっぷんを晴らすため男性患者を殺害する事を決意した。』

『そして人工呼吸器のチューブを故意に外した。

西山美香さんは、この様に供述しています。

更に詳しくその時の状況も語っています⏬

『男性は眉間にシワを寄せて、苦しそうな顔をし、口をハグハグさせるような感じで動かしていた。』

『私は仕方がない、これしかないんやと思った。』

 

隠蔽工作

そして自分の罪を隠す為にアラームを操作したと供述⏬

『犯行を隠すため、異常を知らせるアラーム音が鳴らないように消音のボタンを押した。』

 

アラームは消しても1分経過すると再び鳴り出します。

それを知っていた西山美香さんは・・・

『1分経過すれば、アラームが鳴り出す事はしっていた。』

『頭の中で1秒、2秒・・・と時間を数えて、だいたい1分位経ったら再び消音ボタンを押した。そしてアラームは鳴る事なく止まった状態が続いた』

何とも信憑性のある話をしています。

この事件は証拠はなく、西山美香さんの自供が決め手となり判決が下されたのです。

 

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獄中から冤罪を訴え続ける

西山美香さんは、自供により刑が執行されたのですが、獄中から冤罪だと訴え続けます。

 

家族に当てた手紙

『私は絶対に殺していません!』

獄中から無実の訴えを書き続け、手紙の数は350余通にものぼります。

母:令子さんのコメント⏬

『していないのに何でこんなに長いこと入らないといけないのか、どうしても納得できないと書いていた。それが可哀想で涙がでます

父:輝男さんのコメント⏬

『本当にこんな事あるのかなと思って、残酷な。訳の分からないやつを逮捕して十何年ですよ』

 

彼女は『私はやっていない』と冤罪を訴え続けますが、結局12年の刑を終え2017年8月に出所を迎えました。

しかし彼女は出所後も冤罪を訴え続け、ようやく再審が開始するされることになったのです。

嘘の供述の理由

西山美香さんは何故嘘の供述をしてしまったのでしょう?

驚くことに、取り調べをした刑事を好きになってしまったと言うのです・・・

『取り調べに当たった刑事に好意をもち、言われるがままに嘘の自白をしてしまった。』

西山美香さんは、刑務所に移送される時、好きになった刑事に『離れたくない。もっと一緒に居たい』と訴えたそうです・・・

 

知的障害

精神科医、臨床心理士が西山美香さんの知能検査をした結果、軽度の知的障害がある事が判明。

小中学校の通知表や作文を調べ、9~12歳程度の知能と判断されています。

軽度なので、周りが気づかず『通常』の扱いを受けてしまうゾーンとの事で、これまでもつらい経験が多かっただろうと想像します。

 

また精神科医が西山さんについて『人の言うことについつい迎合してしまう傾向がある』と精神科医が診断しています。

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生い立ち

西山美香さんには両親と兄が二人います。

軽度の知的障害があり、低学力だった彼女に対し、二人の兄は難関大学を卒業しており、劣等感を感じていたと言います。

また人間関係が苦手で、友だちができず、深い孤独感を感じていた。

そんな自分の気持を理解してくれた刑事に好意を抱いたというのです・・・

 

新たな証拠

この事件は知的障害のある、西山美香さんの自白が決め手となっている訳で、証拠がないという事が再審が認められない理由だったのですが、

弁護士が新たな証拠を提出しています。

 

新たな証拠(カリウム値)

男性患者のカリウムの値が正常値よりもかなり低かった事が分かっています。

カリウム値が低いと病死するケースもあるとの事。

 

■検察側の主張

心配停止状態から蘇生を試みた際、投与された薬の副作用と主張。

 

死因をめぐる問題について、法医学の専門家の見解を踏まえ弁護士はこのように結論付けました⏬

『なんらかの犯罪行為があった訳ではなく、自然死。

特に犯罪的な行為がなく、この方が亡くなったのがこの事件の真相。

警察、検察によってでっち上げられた。

アラームについての疑問がまだ晴れていない事。

人工呼吸器が外れていた謎。

そして、知的障害のある方が看護助手という責任のある職につける事への疑問が私の中に残っています。

しかし、一番楽しく過ごせる年代を、刑務所で過ごす事になった西山美香さんには同情の気持ちしかありません。

これから、どのような結果になるのか経緯を見守りたいと思います。

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